関連書籍の紹介

チェルノブイリ被害の全貌

出版社: 岩波書店 (2013/4/27)
ISBN-10: 4000238787
ISBN-13: 978-4000238786
発売日: 2013/4/27
著 者:アレクセイ・V.ヤブロコフ (著), ヴァシリー・B.ネステレンコ (著),
アレクセイ・V.ネステレンコ (著), ナタリヤ・E.プレオブラジェンスカヤ (著),
星川 淳 (監修, 翻訳), チェルノブイリ被害実態レポート翻訳チーム (翻訳)
価 格:¥5,250

1986年のチェルノブイリ原発事故は、北半球全体に膨大な放射性物質を飛散させ、人間と生態系に即時から中長期にわたる放射線被曝をもたらしました。とりわけベラルーシ、ウクライナ、ロシアの被害は深刻で、汚染地では健康な子どもの割合が20%以下になったと言われるほどです。
しかし、IAEA(国際原子力機関)やWHO(世界保健機関)による「公式」な報告は組織的に事故の影響を過小評価し続けてきたため、被害の実態を知る医師や研究者たちが強く異を唱えるようになりました。それらの声とデータを徹底的に拾い上げたのが、ゴルバチョフの科学顧問を務めたアレクセイ・ヤブロコフ博士とベルラド研究所の創設者であるヴァシリー・ネステレンコ博士が中心になってまとめた本書『調査報告 チェルノブイリ被害の全貌』です。
「フクシマ以後」を生きる私たちに本書が与えてくれる教訓の1つは、大規模かつ継続的な被曝の影響が甲状腺がんにとどまらず、幅広い疾病や症状として表れることであり、それらに対する適切な監視と手当てを行うには国内外の英知と資源を結集しなければならないことです。 (訳者からのメッセージ)
なお、紙の本には収めきれなかった以下の情報をネット上で公開しています。岩波書店の HP 上にある本書の情報ページから閲覧できますので、ご利用ください。

NYAS版に、今回新たに加わったロシア語の最新情報を加えた、本書の原文
本書に掲載されている解説・訳注以外の、より広い項目を網羅した訳注
参照文献一覧

(TUPから参加:藤澤みどり、藤谷英男、寺尾光身、荒井雅子、キム・クンミ)

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