TUP BULLETIN

速報269号 米中央軍空軍広報 04年3月6日

投稿日 2004年3月6日

FROM: Schu Sugawara
DATE: 2004年3月6日(土) 午前11時27分

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日本政府は、自衛隊のイラク“派遣”はイラク復興と人道支援を目的とし、“非”戦闘地域のみで、“独自”の判断にもとづいて実施すると主張しています。しかし、現地連合軍上層部が自衛隊を歓迎する様子を伝える広報記事を読めば、航空自衛隊は“連合国”の仲間として“紛争地域”にやってきたと明記しています。

TUP 井上 利男
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日本の航空自衛隊、人道援助任務で初めてイラクへ
デイブ・ホンチャル少佐
米中央軍司令部空軍部隊・前線広報 2004年3月4日
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【カタール、アルデイド空軍基地発(空軍広報)】
3月3日、日本の航空自衛隊機が、人道支援任務で初めて連合国空軍の参加機
としてイラクへ飛び立ち、タリル空軍基地に着陸した。

これまでも自衛隊は世界各地で人道支援活動を実施してきたが、今回、第2次世界大戦後初めて日本の航空兵力部隊が紛争地帯に派遣されたことになる。

日本のC130輸送機は、南西アジアの公表されない空軍基地から飛来して、イラク国民のための供給物資約2300キログラムを運んだ。一回目の今回、空輸の積荷は医療資材、学用品、サッカーボールである。

「われわれはこの任務をたいへん誇りに思っております」と、空輸調整を担当する現地駐在の航空自衛官・宮川正一佐は語った。「日本の航空自衛隊は同じような平和維持活動任務を遂行してまいりましたが、われわれにとって今回の任務は特別であります」

タリルでアメリカと日本の航空隊員たちが、ただちに積荷をC130から陸上自衛隊のトラックに積み替えた。陸上部隊が人道援助物資をイラク国内で配ることになる。

幹部一同、このもっとも新しく加わった連合国部隊を歓迎する。

「この空軍作戦センターの他に類を見ない特色は、これがまさしく連合空軍作戦センターであることだ」と、連合軍航空部隊副司令官ロバート・エルダー少将は言う。「日本の航空自衛隊を連合軍チームの仲間に迎えて、本官は胸躍る思いであり、わが司令官(中将ウォルター)ブキャナンも同様だ。航空自衛隊は人道支援作戦の豊かな経験を携えてきた。われわれはかれらを連合国の仲間として評価し、イラク復興のための共同作業に継続的な貢献を果たしてくれるものと期待する」

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[原文] Air Force Print News for March 4, 2004
JASDF flies first humanitarian mission into Iraq
by Maj. Dave Honchul
U.S. Central Command Air Forces-Forward Public Affairs
http://www.af.mil/news/story.asp?storyID=123007130
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翻訳 井上 利男 / TUP