FROM: Schu Sugawara
DATE: 2004年10月15日(金) 午後3時24分
【TUP論説】沖縄に降り注いだ核分裂生成物=フォールアウト
劣化ウランの危険性について何のためらいもなく「人体には影響がない」と言
い切る米軍の体質は、劣化ウラン以外の放射性同位元素についても「首尾一貫」
しているようだ。
核実験で世界中にストロンチウム90やセシウム137をばらまき続けた国と
して、そしていまでも大量の核兵器を保有し続けている国として、いまさら「核
分裂生成物=フォールアウトは危険だ」と間違っても言えないのであろう。
しかし現実はそうではない。ストロンチウム90は極めて危険な放射性物質で
あることは「常識」であるし、その影響を大なり小なり潜在的に世界中の人々は
受けている。
そして今もまた、沖縄の人々の頭上に核分裂生成物=フォールアウトであるス
トロンチウム90が降り注いだ。いつまで沖縄を破壊し続けるつもりなのか。そ
して日本政府はいつまでそれに荷担し続けるのか。問われているのは沖縄の外に
住む私たちなのだ。
TUPメンバー/山崎久隆
沖縄ヘリ墜落事故と放射性物質汚染
劣化ウラン研究会 山崎 久隆
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悲劇の墜落事故
2004年6月30日、一つの追悼会が沖縄県石川市の宮森小学校で開かれま
した。
44年前、この宮森小学校に米軍戦闘機F100Dが墜落し、児童11名、教
師2名、住民4名が死亡、付近の住民など121人が重軽傷を負う大事件が起き
ました。その日の記憶を継承し、基地も戦争もない世の中を願っての、平和と追
悼の集いでした。
宮森小学校公式ホームページ
http://www6.ocn.ne.jp/~miyamori/
宮森小学校ジェット機墜落事件1959/6/30当時の宮森小学校4年1組の担任・
新里律子先生のお話が収録された「シンさんの辺野古日記」
http://diary5.cgiboy.com/2/henokonikki/index.cgi?y=2004&m=8
宮森小学校事件と今回のヘリ事故を比較した琉球朝日放送の特集番組
「検証 動かぬ基地17 “宮森事故”から変らぬ現実」ストリーミングもある
http://www.qab.jp/01nw/04-09-01/index5.html
沖縄の米軍基地被害は、おびただしいものがあります。
その中心に位置するのが、宜野湾市の4分の1を占拠している海兵隊普天間基
地と、嘉手納町のほとんどを呑み込んでいる空軍嘉手納基地と嘉手納弾薬庫地区
です。
5月21日に嘉手納町の幼稚園と小学校で、ある「避難訓練」が行われました。
対象範囲は「嘉手納基地から300メートル以内」。これは米軍機墜落事故に備
えての訓練でした。このような訓練を行っている学校は、日本中を探しても沖縄
にしかないと思います。基地から300メートル以内に幼稚園や小学校が存在す
ること自体が異常事態なのです。
沖縄の米軍基地
http://www.asahi-net.or.jp/~lk5k-oosm/base.html
避難訓練を伝える琉球新報の記事
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/1998/9805/980522ed.htm
避難訓練を伝える沖縄タイムスの記事
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200405211700.html
普天間のヘリ墜落
軍用機墜落の「恐れ」が現実になったのは8月13日でした。午後2時15分
頃、普天間基地所属の米海兵隊CH-53Dヘリコプター・シースタリオンが普
天間基地に近い沖縄国際大学本館に衝突、墜落炎上するという事件が起きたので
す。
周辺住民への人的被害は、奇跡的にありませんでしたが、米軍は墜落をまるで
予見していたかのように、数分で現場に到着し、墜落現場一帯を包囲し、周辺住
民はもちろん、当事者の大学関係者、マスコミ、警察までも排除してしまいまし
た。周囲の道路は全面封鎖され、取材していた報道機関のカメラや取材テープま
で取り上げようという勢いで、まぎれもなく戒厳令状態に置いたのです。
そう、明らかにこの場面では日本に主権は無かったのです。
そうやって完全に現場を封鎖して何をしていたのか。現場を取材していたメ
ディアは異様な光景を目にすることとなります。
オレンジ色の警戒色の全身防護服と空気呼吸器付きの全面マスクをした兵士が、
墜落現場を調査し、一部の部品に液体状の物質をかけたり、表土をはぎ取ったり
していたというのです。このときに使われていた装置はサーベイメーター(放射
線測定器)すなわちこの機体には間違いなく放射性物質が搭載されていたのです。
このシーンは「DAYS JAPAN10月号」にも大きく掲載されています。
琉球朝日放送「ステーションQ」より
http://www.qab.co.jp/01nw/04-08-13/index4.html
琉球朝日放送「緊急特集 沖国大ヘリ墜落事故-1-」
http://www.qab.co.jp/01nw/04-08-16/index3.html
琉球朝日放送「緊急特集 沖国大ヘリ墜落事故-2-」
http://www.qab.co.jp/01nw/04-08-16/index4.html
搭載物は劣化ウラン?
まず疑われたのが「劣化ウラン弾」でした。海兵隊も劣化ウラン弾を装備して
おり、沖縄には劣化ウラン弾が貯蔵されていることは公然の事実です。海兵隊が
イラクで劣化ウラン弾を使っていることも明らかになっており、沖縄から輸送し
ているのではないかという疑いももっともな話でした。
また、ヘリに通常使用されていると考えられる、バランスを取るための錘や回
転部分の慣性力を高めるための「ウエイト」として使用されている劣化ウランも
疑われました。
後に米軍は劣化ウラン弾搭載の疑いを否定し、バランス・ウエイトとしては同
じく比重が大きいタングステンを使っていると答えていますが、米軍はこれまで
にも一貫して「劣化ウランの存在を否定も肯定もしない」という態度を取ってき
たことからも、事実関係が解明されたとは言い難いのです。
劣化ウランについては「疑い」の段階ですが、確実に搭載されたことが判明し、
防護服の意味が明らかになったのが、放射性物質「ストロンチウム90」です。
ストロンチウム90をタバコのフィルター程度の大きさの容器に封入し、凍結
防止装置などの部品として使っていたものが合計6個搭載されており、回収作業
を行った結果、そのうち1個が行方不明となっているというのです。
軍事アナリストの神浦元彰さんのホームページ「日本軍事情報センター」
http://www.kamiura.com/new.html
ヘリ事故の写真と解説のあるページ
http://www.kamiura.com/new8_2k4.html
沖縄国際大学のヘリ事故ページ
http://www.okiu.ac.jp/urgent.html
放射能汚染調査をしている米軍
http://www.okiu.ac.jp/a004.jpg
ストロンチウム90
ストロンチウム90とは半減期約28.8年の金属元素で、融点は摂氏
777度、沸点は1382度、通常の火災程度でも十分揮発してしまいます。
ベータ線を出しながらイットリウム90という物質に変わりますが、このイッ
トリウム90も放射性物質で半減期は64.1時間、同じくベータ線を出して安
定元素であるジルコニウム90に変わります。
ベータ線の正体は電子ですから、強い電離作用があります。ベータ線に照射さ
れた分子が電離すなわちイオン化することで、様々な化学変化を誘発させます。
染色体でそれが起きれば、染色体を切断することで発ガンなどにつながる異常を
引き起こします。
ストロンチウム90が体内に取り込まれると、カルシウムと置き換わる性質が
あります。そのためチェルノブイリ原発事故や世界中で行われた核実験の際に放
出されたストロンチウム90は、多くの人々に骨ガン、白血病などを引き起こし
たと推定されています。
そういう物質が、米軍発表で「500マイクロキュリー」放出されたのです。
回収されなかった放射線源1個は、炎上した時に蒸発し環境中に拡散したのです。
琉球新報ヘリ事故特集ページ
http://www.ryukyushimpo.co.jp/cgi-bin/helicrash/index.cgi
このうちストロンチウム90を積んでいたことを報ずる琉球新報記事
http://www.ryukyushimpo.co.jp/cgi-bin/helicrash/index.cgi/news/20040904t02.htm
ストロンチウム90を積んでいたことに関する米国大使館の説明
http://japan.usembassy.gov/j/p/tpj-20040903-61.html
「500マイクロキュリー」にはどんな意味があるか
米軍発表で「500マイクロキュリー」は、現在の放射線の単位(SI国際単
位系)では1850万ベクレルに相当します。これは別の言い方をすれば
「18.5メガベクレル」になります。
同じ程度のストロンチウム90は、どの程度の危険性があるかを端的に示す
データが公表されています。
オランダで2001年7月3日に発生した「遮蔽されていないストロンチウム
90放射線源が廃品置き場でみつかる」という事件の報告書から引用すると、
「放射線源は16プラスマイナス1 メガベクレルのストロンチウム90線源で
あると判明した。(中略)50センチメートル離れたところでのベータ線量は
350マイクロシーベルト/時であった。」「1センチメートルの距離で1シー
ベルト/時という近傍での高被曝線量のため、本事象では(国際評価尺度)
INESレベル2とされた。本放射線源はたとえば、ポケットに入れたような場
合、数時間内に火傷を起こす可能性がある」(括弧書きと単位のカナ表記は筆者
により変更しました)
沖縄の放射線源とほぼ同じ線量を持つ、米軍の言う「低レベルの放射線」源の
実態はこういうものなのです。
この線源がまとまって存在せず火災とともに蒸発拡散したことから、一人当た
りの被曝線量が少ないと思われるから「レントゲン検査の時に浴びる放射線より
も少ない」などという表現をしているのだと考えられますが、この説明自体がウ
ソです。
レントゲン検査で「火傷を負う」人はいませんし、ストロンチウム90の怖さは
外部からのベータ線皮膚表面被曝だけではなく、体内に取り込まれることによる
内部被曝も、なのです。
日本の国内法では、これだけの放射線量を有するストロンチウム90は厳しい
管理を要求されます。電離放射線障害防止規則、労働安全衛生法などで、3.7
キロベクレル以上のストロンチウム90は厳しく管理し、事故の際も放射線管理
区域外への拡散を防止する必要がるのです。今回の事故では、その数千倍が放出
されたのです。また、放射性物質を扱う資格を有する労働者でも、15ミリシー
ベルト以上の被曝の危険性があれば退避しなければなりません。
つまり「500マイクロキュリー」の放射線源とは、日本の国内法からも、現
場を立ち入り禁止にした状態で汚染調査を行い、汚染が見つかれば表土をはぎ取
り、葉などに付着していることを考慮して周辺樹木を伐採、隔離処分にするなど
し、汚染拡散を防止する措置を緊急に行う必要があります。また、風下を中心に
周辺住民の避難を行うべき性質のものです。
米軍はそれに似たことをしました。しかし住民はもちろん、日本政府、沖縄県、
宜野湾市に対してさえ一切現場での状況説明はもちろん、放射線源の種類、量、
拡散可能性についても事実を隠して行動したのです。これでは全く「似て非なる
行為」です。
原子力安全基盤機構によるトラブル情報より
「しゃへいされていないストロンチウム-90放射線源が廃品置場でみつかる」
http://www2.jnes.go.jp/atom-db/jp/trouble/break/f_info/2001/kj010010.html
(財)原子力安全研究協会の「緊急被ばく医療情報ネットワーク」より
「表面汚染の法令上の意味合いと緊急時における適用」について
http://www.remnet.jp/newsletter/01/column.html
ストロンチウム90拡散の環境影響
これだけのストロンチウム90が核兵器や原発以外で環境中に拡散した事件と
いうのは過去に例がありません。
しかし日本では海外、特に中国の核実験による放射性降下物についての環境調
査が行われており、その中にはストロンチウム90のデータもあります。
核実験による放射性降下物は、高空拡散なので、広い範囲に薄く拡散したスト
ロンチウム90が全国各地に降り注ぎました。今回の事故は、地表からの放出で
あり、放出点は地上で一点で、上空に向かって拡散する形になりますから、単純
な比較はできませんが、降下物として広がった後の影響という観点から比較を試
みます。
核実験による放射性降下物としての、ストロンチウム90の測定データが公表
されている資料としては1964年の原子力白書があります。
これに基づけば、東京で最も大きな汚染を観測したのが1963年6月のデー
タです。1平方キロメートル当たり4.59ミリキュリーという値でした。これ
をSI単位で現せば1平方キロメートル当たり169.83メガベクレルという
値になります。
沖縄のヘリ事故で拡散をしたストロンチウム90が全量均一に地表に降下した
と仮定すると、直径約370メートルの範囲内に全量落ちると同じ程度の汚染に
なります。現実的にあり得ない値ではありません。
また、逆に言えば風向風速を無視すれば、墜落現場を中心に直径370メート
ル圏内が同程度の汚染になる危険性があるということにもなります。
ただし核実験の放射性降下物にはストロンチウム90以外にセシウムやヨウ素、
セリウムなど様々な放射性物質のカクテルなので、ストロンチウム90だけの健
康への影響評価をすることはどんな疫学統計を用いても出来ません。
ただし、生態系の中でどのような挙動をするかを推定する方法はあります。
カルシウムと置換しやすい性質ということから、牛乳中のストロンチウム90
を測るということがこれまでにも行われてきました。
それによれば、原乳中で最も高い値を示したのが1964年1月北海道月寒府
の農業試験場のもので、1リットル当たり47.3ピコキュリー、SI単位では
1リットル当たり1.75ベクレルというものでした。製品として出荷された牛
乳には最高で17.7ピコキュリー/リットル、つまり0.66ベクレル/リッ
トルという値が観測されています。(1964年5〜6月、各地の22サンプル
の平均)
ちなみに現在の牛乳の値は0.0001ベクレル/リットル以下です。
また、水道水(上水)中のデータも合わせて示すと、0.02ベクレル/
リットル(0.51ピコキュリー/リットル、1964年8月の全国13地域
データの平均値)という値になります。
日常食べる食事からどれだけのストロンチウム90を摂取する可能性があるか
を分析した「日常食中のストロンチウム90について」によれば、最大のものと
して農村の成人が64年5月〜6月にかけて0.75ベクレル/日のストロンチ
ウム90を摂取する可能性があり、幼児でも0.58ベクレル/日のストロンチ
ウム90を摂取する可能性があるとしています。一日あたりですから、一ヶ月で
成人男性22.5ベクレル、乳児で17ベクレルの摂取量に相当します。一年間
これが続いたわけではありませんが、年間を通じての被曝という観点から、大き
な値になることもあり得る量です。
食品の摂取限度を1キログラムあたり370ベクレルとしたのは、年間1ミリ
シーベルトを超えないという趣旨でしたが、1960年代の私たちは、この量を
超える被曝を日常生活の中で強いられていた可能性があるということなのです。
なお、食事の摂取量の差を考えても、幼児の値が成人に比べて高くなっている
のは乳製品の摂取量が多いためと思われます。
チェルノブイリ原発事故に先行する20年以上も前に、私たちは高濃度の放射
能汚染に見まわれていたという事実は認識しておくべきです。この時期に乳幼児
期であった人々は、それ以外の時期の人々に比べて明らかに高いリスクを負って
いると考えられます。
これらのデータは沖縄の事件に直接結びつけて検討することは出来ませんが、
傾向として言えるのはストロンチウム90の降下量は核実験当時の東京の降下量
に匹敵するケースも考えられますし、ごく限られた地域にまとまって降下するよ
うな場合は水道水や乳製品のストロンチウム90の量は増え、おとなよりも乳幼
児に対しての影響度合いが大きいだろうということです。
1964年原子力白書
http://aec.jst.go.jp/jicst/NC/about/hakusho/wp1964/index.htm
北海道電力が公表しているストロンチウム90の経年変化データ
http://www.pref.hokkaido.jp/soumu/sm-gensc/bunseki/sr90.html
核と米軍と沖縄の劣化ウラン弾
普天間基地と核、私にはぞっとする記憶があります。
1988年6月25日、米海兵隊普天間基地所属のCH53ヘリコプターが、
岩国基地から普天間基地に帰還途中に、愛媛県伊方町の四国電力伊方原子力発電
所から800メートルの地点に墜落し乗員7人が死亡するという事故が起きまし
た。
原発など核関連施設の上空は低空では飛ばない。これが日本の航空ルールです。
しかし海兵隊ヘリは、伊方原発の裏山を越えることが出来ずに接地墜落してお
り、極めて低い高度を飛んでいたことになります。
これを受けて日本政府は米軍に対し原発などの上空は飛ばないよう「要請」し
たというのですが、けっきょく「要請」しかしないのが、この国の現状なのです。
核兵器持ち込み疑惑についても「核を積んでいるともいないとも明らかにしな
い」米国の方針の前に、「日本に持ち込んではいない」ということさえ日本政府
は確認しないという態度を取ってきました。その後劣化ウランの沖縄配備につい
ては、いわゆる「誤射事件」の時には海兵隊が使用する劣化ウラン弾についてだ
け「韓国に移送した」などと説明したことがありますが、海空軍の使用する劣化
ウラン弾や誘導爆弾などに使用される劣化ウランについては、依然としてその一
部は嘉手納弾薬庫に貯蔵されており、公式には米軍の「一切明らかにしない」と
いう方針の前に、今でも日本政府は沈黙したままなのです。
さらに、イラクに日本が自衛隊を送るという事態を前にしてさえ、劣化ウラン
を米軍が使ったかどうか「確認していない、確認しない」という態度を取ってい
ます。
これでは独立国とは思えない。そんな感想を持ちますが、今回の墜落ヘリの詳
細についても問いただそうとしないばかりか、この事件の直後から名護市辺野古
沖に建設予定になっている、新しい米軍基地の建設に着手しています。
地元を始め日本各地から建設を止めさせようと座り込み、海上行動を続ける
人々は、ジュゴンの住む日本でも数少ない自然環境に恵まれた辺野古沖を守ろう
としています。
普天間基地所属のヘリ事故は頻発しています。直前で最近の事故は99年4月
19日に夜間海上飛行訓練中の大型ヘリが米軍北部訓練場の東沖合の太平洋上に
墜落、海兵隊員4人が死亡したというものでした。この事故について4月23日
には宜野湾市議会が、27日には沖縄県議会がそれぞれ臨時議会を開き、事故の
再発防止や米軍機による住民地域上空での飛行訓練の即時中止などを求める意見
書と抗議決議を全会一致で可決しています。
そういう抗議の声さえ意に介さない米軍による事故の再発にどのような姿勢を
示すのか、劣化ウラン弾を大量に抱えさせられている沖縄で、いつ劣化ウラン弾
を巻き込む事故が起きるかわからない現状、これこそがいま私たちにとってたい
へん重大な問題なのです。
琉球新報「劣化ウラン 嘉手納に貯蔵/司令官が表明」記事
http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/2000/2000_05/000525a.html