TUP BULLETIN

速報628号 ドナより パインギャップ民間査察裁判を大イベントに 060824

投稿日 2006年8月24日

DATE: 2006年8月25日(金) 午前0時07分

皆さんの盛大なご参加をお待ちしています!!


 オーストラリア人女性ドナ・マルハーンは、2003年春イラクでの「人間の 盾」に参加し、04年春には米軍包囲下のファルージャに入り、その帰路地元レ ジスタンスによる拘束を経験、04年冬から05年春にかけてイラク・パレスチナ を旅して、05年8月アメリカからシンディ・シーハンのキャンプケーシーにつ いて報告してくれました。オーストラリアに帰国したドナは自国のテロを見据 え、05年12月に米国主導のイラク戦争・占領にオーストラリアが最も貢献して きたアリス・スプリングス近郊のパイン・ギャップ軍事基地に向かい民間査察 を強行して逮捕され、最高7年の刑期を課せられるかもしれません。10月3日か ら13日まで予定されている裁判期間中、アリス・スプリングスでの大集会を計 画するドナからの招待状です。 (翻訳:福永克紀/TUP)


アリス・スプリングスの私たちに参加されるようご招待します ドナ・マルハーン 2006年8月17日

お友達の皆さんへ

単なる裁判ではなくなるでしょう――私たちとともにアリスで平和創設を祝い ましょう!

「パイン・ギャップの4人」がアリス・スプリングで裁判に立つ10月3日から13 日は、単なる法廷内での裁判以上の大イベントにしようと計画しています。

北部準州最高裁の法廷内では、昨年12月に私たちがおこなったパイン・ギャッ プ・スパイ基地市民査察の件で私たちが裁かれます。豪州政府は最高7年も投 獄できる重罪を課せるように冷戦時代の法律を引っ張り出してきたのです。政 府はスパイ基地と政府の対応を弁護することでしょう。

でも、法廷の外では、活動家や友人や支援者たちがそれとは違うメッセージを 掲げます――超秘密基地なぞはオーストラリアの安全保障を約束するものでは ない、というメッセージです。

支援者の中には、アイルランドの裁判に勝利してきたばかりの平和活動家キア ロン・オライリー(最近、ABCテレビでアンドリュー・デントンの番組「イ ナッフ・ロープ」で取り上げられました)がいて、平和大集会に参加してくれ ることになっており、うまくいけば鑑定人として出廷してもらいます。 [訳者注:キアロン・オライリー Ciaron O’Reilly 2003年2月アイルランド のシャノン空港で、イラク侵略に向かおうとする米海軍の軍用機を破壊しよう とした「ピット・ストップ・プラウシェアズ」と名乗るクリスチャン平和活動 家グループ5人のひとり。最高10年を求刑できるこの事件での裁判で、2006年7 月5人とも無罪判決を勝ち取った]

皆さん、私たちに加わりませんか?

「全てのテロに反対するクリスチャンたち」(パイン・ギャップ行動の運動母 体)は、アリス・スプリングスでの1週間の連帯行動に、全ての非暴力活動家 や友人の方々を心よりご招待します。

関わるレベルは皆さんがたが選択できます。毎日のヴィジルに参加したり、法 廷での支援(肩をもんでくださるのも、ちょっとコーヒーを取ってきてくださ るのも大歓迎!)、情報展示店をだしたり、ワークショップや、講演や、それ に皆さん自身がパイン・ギャップ基地前で非暴力直接行動をおこなう絶好の機 会でもあります。

10月3日から9日まで1週間にわたって、地元活動家が主催する講演やお芝居や 学習会などがあり、その山場として、10月7日の土曜日、パイン・ギャップ基 地ゲート前での集会を華やかに盛り上げます。できましたら皆さんの団体や組 織から代表派遣を、もし無理なら平和大集会への支持を表明していただけない でしょうか?

10月9日から13日までずっと居残って「パイン・ギャップ4人」が裁判の最終場 面で弁論や証人審尋するのに立ち会うこともできます。下のリンクでこの集会 のチラシを見ることができます。どうか、転送、郵送、印刷して配布してくだ さい! http://ph.groups.yahoo.com/group/ThePilgrim/photos/browse/c767

キアロンとピット・ストップ・プラウシェアズの無罪判決には勇気づけられて います。陪審員のアイルランドの人々は、歴史に残る無罪評決を下し、2003年 にイラクに向かう米軍用機を使用不能にし250万ドルの損害を与えたこのグ ループには「正当な弁明理由」があったと判断したのです。善悪を判断する 人々の心が、政治家のそれを越えて、明確に高らかと宣言したのです。

アリス・スプリングスの陪審員も同じようにすることを願いましょう!

アリスには行けない、でもイベントには加わりたい?

――裁判期間中、全国でおこなわれる連帯ヴィジルの情報に注目していてくだ さい。

――皆さんの団体に代表派遣を提案してください。

――パイン・ギャップ基地内で私たちが撮った写真付きのすばらしい葉書を注 文してください。

――私たちの訴訟費用を援助する寄付をしてください。

――私たちに無償で助言をしてくれる気のある、人権問題に経験豊富な法律家 ないし勅撰弁護士をご紹介ください。

――フィリップ・ラドックがオーストラリアの法律制度に政治的介入したこと に失望したと、彼に手紙を書いてください。

――私たちが話をしに行けるように市民集会を開催してください。

――私たちの訴訟費用をまかなうために、資金集めキャンペーンを組織してく ださい。募金や資金集め夜会をやろうとなさるかたや、資金集めのアイデアを お持ちのかたは、どうかご連絡ください。もし私たちの訴訟費用に寄付できる かたがおられましたら、振込みでは、Sean O’Reilly(口座名ショーン・オラ イリー)、Commonwealth Bank(コモンウェルス銀行)、Kippa-Ring(キッパ ・リング支店)、BSB(銀行コード)064-166、A/c number(口座番号)102 66104 に、郵便では、69 Kurumba St, Kippa-Ring, QLD, 4021 にお願いし ます。

――パイン・ギャップと私たちの活動の話を広めてください(たとえば、メ ディアの編集者に手紙を書くとか)。

――私たちのウェブ・サイト http://www.pinegap6.org をリンクしてくださ い。

アリスで皆さんにお会いできることを!

皆さんの巡礼者 ドナより

追伸:もしお越しになる予定なら、どうか私たちに知らせてください!

追追伸:キアロンの裁判とそのすばらしい結果を、もっと知りたい方は http://www.peaceontrial.com をご覧ください。

追追追伸:今後の講演の予定

8月23日 午後6時30分 「ライカート・ピース・グループ」 ノートン通り ライカート・タウン・ホール

8月26日〜27日 「青年正義キャンプ」 トゥウンバ 詳しくは以下のサイト で http://www.youngcatholic.org.au/Upcoming_Events.htm

8月29日 午後7時 「トゥウンバ夜食討論会」 ラッセル通り アイリッシュ ・クラブ・ホテル

9月17日 「セントラル・コースト教会カフェ」

9月30日〜10月2日 「ブラック・スタンプ・クリスマス・フェスティバル」 以下のサイト参照 http://www.blackstump.org.au [訳者注:紹介されているサイトは全て英語]

追追追追伸:「パイン・ギャップ基地への侵入が伝える最も重要なメッセージ のひとつは、私たちの安全は、巨大な高性能の爆弾や、精巧な標的確定システ ムや偵察システムに依存するのではなく、より良き友好関係を築き上げること によって成り立つ、ということである」――ジム・ダウリング

原文:Your invitation to join us in Alice Springs! http://groups.yahoo.com/group/ThePilgrim/message/187