TUP BULLETIN

速報741号 ドナより 水曜日に始まる上訴審

投稿日 2008年2月24日

DATE: 2008年2月24日(日) 午後6時23分

全員が意気揚々とし、この旅の次の道のりに興奮しています


 オーストラリア人女性ドナ・マルハーンは、2003年の春にはイラクでの「人間 の盾」に参加した。04年春には米軍包囲下のファルージャに入り、その帰路地元 レジスタンスによる拘束を経験し、つぶさにそれらを報告してくれた。04年冬か ら05年春にかけては「巡礼の旅」をしたイラク・パレスチナの話を伝えてきた。 05年8月には、シンディ・シーハンのキャンプ・ケーシーに駆けつけ、アメリカ からのその報告は、ほとんど実況中継だった。  オーストラリアに帰国したドナは、自国のテロを見据え始めることになる。米 国主導のイラク戦争・占領にオーストラリアが最も貢献してきたのは、アリス・ スプリングス近郊のパイン・ギャップ軍事基地だ。05年12月、ドナたちはこの基 地に向かい、民間査察を強行して逮捕された。起訴された事案は、刑罰が最高7 年の実刑だ。裁判の結果、07年6月に、罰金刑と損害賠償を命じる判決を受けた が、それは新しい旅の始まりであった。  2月20日〜22日に予定される上訴審のためダーウィンに到着したドナは、罰金 支払い不履行で13日に身柄を拘束され、支払うかわりに刑期を務めて17日に出所 した。上訴審を翌日に迎えるドナからの報告です。 (翻訳:福永克紀/TUP)


水曜日に始まる上訴審 ドナ・マルハーン 2008年2月19日

お友達の皆さんへ

明日(水曜日)の上訴審開始に備えて私たち全員がいる、雨風荒れてジトジトす るダーウィンからご挨拶です。

今夜ダーウィンで市民集会を開きますので、地元の支援者たちとお互いに元気が 出る話し合いをしたいと思っています。

ここの地元メディアでは、私たちのことは広く報道されていますが、特にNT ニュース新聞(私たちがクロコダイルを捕まえたわけでもないことを思えば、す ごい偉業です!)と、ABC放送がとりあげています。今朝は地元ABCラジオの朝の モーニング・ショーでインタビューを受けましたが、その中で司会者は、私の獄 中期間中のこと、非暴力行動、私の霊性、パイン・ギャップ、それに私たちの裁 判のことも含めて、たくさんの話題を持ち出すのを認めてくれたのです。

他の新聞や団体もそれぞれのウェブサイトに話を載せています。以下に選んでお きます。 http://news.smh.com.au/protesters-jailed-over-pine-gap-breakin/20080213-1s1j.html http://www.abc.net.au/news/stories/2008/02/18/2165915.htm http://www.greenleft.org.au/2008/740/38300 http://www.cathnews.com/news/802/86.php http://www.westender.com.au/stories.php?s_id=839 http://webdiary.com.au/cms/?q=node/2263

世界中のさまざまなインディメディア(IndyMedia)のサイトにも、情報やアッ プデートがあります。最高は、下記にリンクを書きますアイルランドのサイトで す。一番最近の報告、ならびにジムとアデルとドナが連行されたときの写真を見 るには、下のほうまでスクロールしてください。 http://www.indymedia.ie/article/86180 この討論掲示板に皆さんも寄稿できます、また他のところでは、英国とシドニー のサイトでもできます。下記です。 http://www.indymedia.org.uk:80/en/2008/02/391083.html http://sydney.indymedia.org.au/story/solidarity-text-pine-gap-4-heading-darwin-heading-jail ご自由にコメントなどを書き加えてください。

アデルは月曜に釈放されました。彼女は元気で、ベリマー刑務所での経験と状況 を皆さんに早く話したがっています。

明日はブライアンとジムに法廷で会えるでしょう、ふたりとも拘留状態のまま出 廷し被告席に着きます。

ロン・マークル勅撰弁護士が率いる私たちの著名な弁護団が、有罪判決の破棄を 求めて弁論するのを見るのが楽しみです。ある種非常におもしろい法廷ドラマと なることでしょう。

ブライアンの言によると、この上訴は「市民的不服従犯罪の本質と特殊な状況 を、オーストラリアの司法が認識するように推し進める絶好の機会を提供してく れる」のです。

私たち全員が意気揚々とし、この旅の次の道のりに興奮しています。

共に旅をしてくださりありがとう、皆さんのすばらしい支援すべてに感謝しま す。

ドナおよびパイン・ギャップの仲間より

追伸:写真を2枚添付しています。ひとつは先週連行されるときのジム・アデル ・ドナの写真、もうひとつは私たちの逮捕後にダーウィン警察署の前で一人で抗 議行動をする支援者のジェファーソンです。 [訳者注:TUPでは写真を添付できません。同じ写真が上記の http://www.indymedia.ie/article/86180 にあります]

原文:Appeal begins on Wednesday URL: http://groups.yahoo.com/group/ThePilgrim/message/228

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