DATE: 2008年2月27日(水) 午後9時10分
予想もしなかったビックリ! 予期もせぬ神の恵みです!
オーストラリア人女性ドナ・マルハーンは、2003年の春にはイラクでの「人間 の盾」に参加した。04年春には米軍包囲下のファルージャに入り、その帰路地元 レジスタンスによる拘束を経験し、つぶさにそれらを報告してくれた。04年冬か ら05年春にかけては「巡礼の旅」をしたイラク・パレスチナの話を伝えてきた。 05年8月には、シンディ・シーハンのキャンプ・ケーシーに駆けつけ、アメリカ からのその報告は、ほとんど実況中継だった。 オーストラリアに帰国したドナは、自国のテロを見据え始めることになる。米 国主導のイラク戦争・占領にオーストラリアが最も貢献してきたのは、アリス・ スプリングス近郊のパイン・ギャップ軍事基地だ。05年12月、ドナたちはこの基 地に向かい、民間査察を強行して逮捕された。起訴された事案は、刑罰が最高7 年の実刑だ。裁判の結果、07年6月に、罰金刑と損害賠償を命じる判決を受けた が、それは新しい旅の始まりであった。 罰金支払いに代えた刑期5日間を終えて迎えた上訴審、第2日目の報告です。 (翻訳:福永克紀/TUP)
上訴審アップデート――裁判2日目、予想もしなかったビックリ! ドナ・マルハーン 2008年2月21日
お友達の皆さんへ
今日の法廷で起きたことを、とり急ぎ手短に。
ブライアンが、期待どおり今朝釈放されました。私たちが裁判所に着くとカフェ にいて、上機嫌で温かいカプチーノとトーストサンドイッチを楽しんでいまし た。10日間の監獄食のあとで、感激していました! 元気があって、私たちと一 緒に傍聴席から裁判を見るのをとても待ち望んでいました。
ロン・マークル勅撰弁護士が、私たちのために弁論を続けました。いつもの通 り、雄弁で、不屈で、説得力があります。
午前中遅くに、意外な事態の展開がありました。裁判官3人全員が、いまだ拘留 中である最後の被告ジムの立場を考慮し始めたのです。判事たちは明らかにジム が保釈され解き放たれるように望んでいましたが、それを今すぐおこなう権限が 彼らにあるのか定かではありませんでした。昼休みの間に彼らはその件を調査し たのです。可能な限り早急に彼を自由にするという決心に、私たちは喜びながら もびっくりしました。昼休み後には彼は保釈され、自由に被告席から傍聴席に歩 いてこられるようになり、その後私たちと一緒に部屋の外にも出られるように なったのです!
ジムは月曜日まで釈放される予定ではなかったのです。ヤッター、予期もせぬ神 の恵みです!
それから検察側が立ち、私たちの上訴に対して弁論を始めましたが、明日の午前 中には終結するでしょう。
私たちは、この日のいろんな出来事に大変喜んでいます、特にロンが判決の破棄 を支える議論を進展させたやり方にです。
明日、最後の日に突入です……
次のニュースはその時に 全員より愛を込めて、ダーウィンにて
追伸:メディアと連絡取れるかた、それに/もしくはブログやウェブサイトに投 稿なさるかたのために、私たちの最新のメディア用アップデートをふたつ貼り付 けておきます。
===裁判2日目の報告=== さらにふたりの平和活動家解放される――アップデート2日目
パイン・ギャップ上訴審アップデート 2008年2月21日(木)
驚くべき事態の展開で「パイン・ギャップの4人」のジム・ダウリング氏が、本 日ダーウィン控訴裁判所で意外にも解放された。2月25日(月)まで投獄されて いるはずだったダウリング氏は、上訴審の結果を待つまでもなく保釈された。午 後3時15分、氏は大喜びで傍聴席で友人や支援者に合流した。ブライアン・ロー 氏も罰金支払いに代わる刑期10日間を務めて今朝釈放された。
一方、勅撰弁護士ロン・マークル氏は、防衛(特別事業)法1952年に基づき下さ れた2007年6月の「パイン・ギャップの4人」に対する有罪判決の破棄を求める強 力な弁論を進展させた。
マークル氏は裁判のやり直しに反対し、オーストラリア国民、裁判制度、それに 「パイン・ギャップの4人」が個人的にも財政的にもすでに負担したコストを考 えれば問題外であると主張した。
「もういい加減にしよう」と氏は言った。
公訴局の検事ポール・アッシャー氏は陳述を始めたが、マーティン判事、エン ジェル判事、ライリー判事に対し、彼は連邦公訴局長クリス・クレイギー上級弁 護士からの指示待ちでもあると言い、本日午後には連絡不能であると述べた。
上訴審は明日(2月22日金曜日)午前10時に再開される。
詳しい情報または「パイン・ギャップの4人」とのインタビューについては、ケ イティ・マクロバート0408 XXX XXXに連絡のこと。[訳者注:電話番号省略]
===裁判1日目の報告=== パイン・ギャップ上訴審――アップデート初日 2008年2月21日(木)
本日「パイン・ギャップの4人」上訴審が始まり、勅撰弁護士ロン・マークル氏 が、本件における連邦政府と公訴局の利益は「一致している」うえ、さらに本件 に政府が介入することは不必要な侵害にあたるとの根拠で、政府代理人団を排除 する申請に成功した。
その結果、7人の公訴局の弁護士中5人が退廷させられた。
その後のこの日の法廷は、マークル氏の防衛(特別事業)法1952年の異常な適用 に関する――複雑ではあるが――生き生きとした法律議論に終始した。
2007年の有罪判決に対する上訴の審議は、本日(2月21日木曜日)現在継続中で ある。判決の寛大性に対する公訴局の上訴は、本日午後と金曜日午前に審議され る予定である。
「パイン・ギャップの4人」(ドナ・マルハーン、ブライアン・ロー、ジム・ダ ウリング、アデル・ゴールディー)のムードは明るい。ロー氏は本日午前に釈放 される予定で、ジム・ダウリング氏は2月25日月曜日まで獄中のままである。
詳しい情報または「パイン・ギャップの4人」とのインタビューについては、ケ イティ・マクロバート0408 XXX XXXに連絡のこと。[訳者注:電話番号省略] =============
原文:Appeal update – Day Two, an unexpected surprise! URL: http://groups.yahoo.com/group/ThePilgrim/message/230
TUP速報 配信担当 古藤加奈 電子メール: TUP-Bulletin-owner@y… TUP速報の申し込みは: http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/