DATE: 2008年4月22日(火) 午後3時24分
皆さんのご支援は、かけがえのないものでした。感謝にたえません
オーストラリア人女性ドナ・マルハーンは、2003年の春にはイラクでの「人間 の盾」に参加した。04年春には米軍包囲下のファルージャに入り、その帰路地元 レジスタンスによる拘束を経験し、つぶさにそれらを報告してくれた。04年冬か ら05年春にかけては「巡礼の旅」をしたイラク・パレスチナの話を伝えてきた。 05年8月には、シンディ・シーハンのキャンプ・ケーシーに駆けつけ、アメリカ からのその報告は、ほとんど実況中継だった。 オーストラリアに帰国したドナは、自国のテロを見据え始めることになる。米 国主導のイラク戦争・占領にオーストラリアが最も貢献してきたのは、アリス・ スプリングス近郊のパイン・ギャップ軍事基地だ。05年12月、ドナたち4人はこ の基地に向かい、「市民査察」を強行して逮捕され、豪史上初めて防衛(特別事 業)法1952年を適用され起訴された。刑罰は最高7年の実刑だ。裁判の結果、第1 審では有罪とされたが第2審で無罪を勝ち取った。 ドナたち4人は、今後それぞれの道を歩むようだ。 (翻訳:福永克紀/TUP)
最新情報、および今後の歩み…… ドナ・マルハーン 2008年4月14日
お友達の皆さんへ
ブライアンが今月後半に計画するパイン・ギャップ行動への招待文が含まれたこ の前のEメールを送って以来、不幸なことに彼の健康状態が最悪になってきまし た。
ちかごろ心不全になり、肺に水がたまり、内出血を起こし、1週間ばかり入院し ました。今は自宅療養中で回復中ですが、治療と検査が続くでしょう。しかし、 医者の指示は、当分のあいだ飛行機はだめだ、です。
これは、新たな知らせがあるまで、アンザック・デーに予定されていたパイン・ ギャップ行動が延期されるということです。新しい情報があったらお知らせしま す。
ブライアンが速やかに回復し健康を取り戻すよう、皆さんも私たち全員と共に 願ってくださるでしょう。
ABCの「法律レポート」を聞けなかったかた、下のアドレスで聞くことができま すし、そのトランスクリプトも読めます。 http://www.abc.net.au/rn/lawreport/stories/2008/2203971.htm
そして今日、パイン・ギャップと私たちの裁判に関する優れた記事が、リチャー ド・ネヴィルのウェブサイトに公表されます。リチャード・ネヴィルは、未来派 の社会問題コメンテーターであり著述家であり、躊躇なく硬質な問題に取り組み 真実を語るすばらしいオーストラリア人です。 http://www.richardneville.com/
これは、パイン・ギャップとその秘密の機能について、現在ウェブ上にある記事 の中で、最も新しく、包括的で、読み応えのあるものだと思います。一読される ことを強くお勧めします。
裁判も控訴もとどまるところに落ち着いた今、このメーリングリストは、パイン ・ギャップ関連の新情報がない限り使われることはないでしょう。でも、皆さん といつでも連絡を取り合えるようにしておきたいと願い、私たちの活動に関わり 続けてくださるようご招待します。 [訳者注:この訳文の一番下にある「原文」「URL」で分かるように、今回なら びに前回のドナのメッセージは、今まで訳出してきた「巡礼者(ThePilgrim)」 リストからではなく、「『パイン・ギャップの4人』支援者(Pinegap4supporte rs)」リストからのものである。上記のメーリングリストはこれを指している]
もしあなたが、ドナが今後何をしようとしているかを知りたいなら、 thepilgrim-subscribe@yahoogroups.com にEメールを送ることでドナの「巡礼者 (ThePilgrim)」リストに参加できます。または、 xxxxxxxxxx[訳者注:アド レス省略]で私にEメールを送りリストに加わりたいと伝えてください。
年内には、私の本(最初のイラク行きの話)の出版ニュースがありますし、来年 イランとアフガニスタンを含む「悪の枢軸」国に旅をする予定のニュースもある でしょう。どうかリストに登録して、情報を入手し続けてください!
もしブライアンの今後を知りたいなら、xxxxxxxxxx[訳者注:アドレス省略]で 彼に連絡することができます。彼はケアンズ港の米国軍艦の問題に取り組み続 け、政治家に対するロビー活動を続行するでしょう。また、パイン・ギャップに 戻る彼の計画の最新情報を知らせてくれるでしょう。非暴力に関する優れた彼の 感想を読めるようにしておくためにも、連絡を絶やさない価値があります。
アデルの今後を知りたいなら、xxxxxxxxxx[訳者注:アドレス省略]で彼女と連 絡が取れます。彼女は、ショールウォーター湾の米豪軍事訓練の反対活動を組織 化する「平和大集会」に関わっています。今月末には、昨年逮捕されて4月24日 の裁判行動のためロックハンプトンに戻る活動家たちを支援します。 www.peaceconvergence.com を参照。
ジムの今後を知りたいなら、xxxxxxxxxx[訳者注:アドレス省略]で彼と連絡で きます。ジムは、米軍に軍用機器を提供しパイン・ギャップの保守も行っている 危険な米国企業レイセオンに焦点を絞りながら、定期的にブリズベンのエノジェ ラ基地でのヴィジルを行い、戦争に反対する彼の独創的な非暴力抵抗を続けるで しょう。彼が次に何をするのか誰にも分かりません、なのでそれを知るために も、彼のメーリングリストにぜひとも参加しましょう!
そうして、皆さんが何らかの方法で私たちとの旅を続けられるよう願いつ つ……。
さしあたり、このリストの活動を休みます。
皆さんの支援にとても感謝しています。かけがえのないものであり、感謝にたえ ません。
すべてのかたへ平和を願って ドナより ブライアン、アデル、ジム、ジェシカ、ショーンに成り代わり
追伸:この新しいオーストラリア退役軍人反戦グループのウェブサイト www.stand-fast.webs.com を見てください。すごいものです――私たちが全面的 に支援するに値します。
追伸:全面的な連帯と支援に値する他のグループは、「サミュエル・ヒルの5 人」( www.samuelhill5.blogspot.com )、「レイセオンの9人」( www.Raytheon9.org )、および「アデレード国際兵器見本市(Adelaide Arms Fair)」の反対運動を組織化している人々です。
追追追伸:「パイン・ギャップ基地への侵入が伝える最も重要なメッセージのひ とつは、私たちの安全は、巨大で高性能な爆弾や、精巧な標的確定システムや偵 察システムに依存するのではなく、より良き友好関係を築き上げることによって 成り立つ、ということである」――ジム・ダウリング
原文:Latest news and next steps… URL: http://groups.yahoo.com/group/Pinegap4supporters/message/37