◎連帯する労働者、市民、そして兵士たち
反戦イラク帰還兵の会、ウィスコンシン州マディソンの州議会占拠に現る
>ドラムの音がなり、数名が州議会ホールに入ってくる。
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マディソンからきたクロッドです。友人を連れてきたので少しお騒がせします。(歓声)
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我々はウィスコンシン州兵たちに出動しないよう呼びかけに来た。労働者は自らの権利のために戦っている。 軍の任務に就き、公共のために働く者は立派な人間だ。私は米国海軍の公務員で原子力潜水艦サンタフェの予備役です。
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ゲーリックです。2004年のイラクで第1騎兵師団で任務についた公務員です。軍隊をサポートしたのと同じように公務員をサポートします。
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イラクで2003年から2005年まで、第一大隊第七海兵隊で任務につきました。戦争に大金をつぎ込みながら、組合に入っている教師や労働者を解雇しようとしてるんだ!
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ブレンダン・ボラッサ、ルイジアナ州ボックスデール基地の空軍で任務についたイラク戦争の帰還兵です。
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ミネソタの退役した元曹長です。組合の労働者諸君! 我々はイラクとアフガニスタンでの任務から戻り、この政治法案と戦っている! 自分でやろう! 我々は連帯のために立ち上がる!ウィスコンシン州兵とともに!組合のために!(歓声)
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中部イリノイの反戦イラク帰還兵の会から協力しにきました。([観衆] ありがとう!)私はイラクとアフガニスタンにかかわったが、間違いなくこの二つの戦争に反対する。戦費とは本来国内で支出すべき資金だ! 労働者との連帯に立ち上がろう!
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反戦イラク帰還兵の会のスコット(聞き取り不能)。ウィスコンシンの納税者は年間27億ドルもイラクとアフガニスタンの戦争に出資している!27億ドル!一方で、我々労働者の権利は奪われてきた!社会政策の削減に、何か言うことはないか!([観衆] ノー!)僕はここにいる!僕らは皆ここにいる!僕らは労働者のためにここに留まる!我々は成功するまでここを退かないぞ!
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ジェーン・クラーク、イラクには2004年にイラクに配備されていた帰還兵です。仲間の抗議行動にやっとこうして参加できて嬉しいです。イラクとアフガニスタンの戦争には、本当に、全く反対です!その資金は間違いなくここに帰属するものです! 仲間とともに、連帯に立ち上がります!
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インディアナからきたモリス・ドルーズ、2003年から2007年、米海兵隊員でした。(観衆:いいぞ、インディアナ!ありがとう!)いい? インディアナのどこが?(笑)。僕の母は教員で父は組合職員、そして息子は帰還兵です。
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スティーブ・ハドソン、米陸軍軍曹を5年間務めました。2005年にイラクに任命され、そのときは初めての民主的な選挙が行われたときでした。バグダッドの街中に立ち、本来なら本国のためにあるべき血税でイラク国民を護衛しました。労働者の権利を守ろう!ウィスコンシンの権利を!
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ビンス・マニオリ。同じくインディアナ在住で、同じく米海兵隊で任務についた帰還兵です。もはや我々はこのことを別々のもののように扱うべきではない! 年間に1兆ドルを使い、軍が我々を最初の戦地となってはならなかった場所に送り込んだことはちっとも別のことじゃない!(歓声のため、聞き取り不能)ここにいる労働者諸君、人権グループ、マイノリティグループ、反戦グループの皆が力を合わせなければならない!この戦いは明日に終わらない、この戦いは永遠に続く!ありがとう、ここにいる一人ひとりの皆さん、ありがとう!
>ドラムの音とともに退場
訳者後書き
この聞き取りを仕上げている最中に、日本では大地震、津波、そして原子力発電所の起きてはならかなった事故がおきてしまいました。私はニューヨーク在住ですが、見知らぬ人からも日本で被災に遭われた方々にどうすれば力になれるのかと声をかけられ、会う人ごとに家族の安否や日本の状況に心よせる言葉をかけられます。この場を借りて、日本国外の多くの人々の気持ちが日本の皆様に寄せられていることをお伝えしたいと思います。
ウィスコンシン州の状況ですが、この記事のあと、3月11日(金)にウォーカ知事によって、州外に逃れていた14人の民主党議員がいなくても法案が通せるように予算修正案を予算案と集団交渉権剥奪をはじめとする様々な組合に不利益な条項を盛り込んだ法案の二つに分けられ、可決されてしまいました。その後、同様の団体交渉権の剥奪をはじめとする法案がミシガンやオハイオでも吹き荒れています。
一方、民主党議員をはじめとして、ウィスコンシン州での決議の方法に問題があったとして法的措置をとることや知事のリコールを求める声も高くなっており、まだまだ余談の許されない状況が続いており、マイケル・ムーア監督が「階級闘争」と呼ぶこの事態の行く末を見守っていきたいと思います。(キム・クンミ)